Archive for 2月, 2017

携帯電話のブラック情報(2)端末料金の不払

日曜日, 2月 26th, 2017

携帯電話の通信料金の不払いと、端末代金の不払いは、実は、信用情報の登録先が異なるということを、知っている人は意外と少ない。

携帯電話利用料金はTCA、端末の分割料金はクレジットカード等の情報の信用機関であるCICなどである。

つまり、端末代金を分割にしただけで、不払いの場合、信用情報のブラックの登録が2か所にされてしまう、ということである。

ドコモ・au・ソフトバンクは、携帯電話契約を2年縛りにして、2年ごとの更新月を外しただけで中途解約扱いとして、1万円といった高額な違約金を設定し、携帯電話端末料金を9万円とか6万円といった異常な割高な金額に設定し、それを24回に分けて返済する割賦払い契約をユーザーと結び、一方で、月2000円ほどの額を月々割り引くので結局機種代金は無料あるいは格安ですよ、とセールスする、といった、面倒くさい販売手法を取る。

これは、ユーザーを2年間解約させないで高額な月額料金に縛り付けておくための、3大キャリアの側の都合で考案された、ユーザーに不利益な、ある意味あこぎな販売手法である。

しかし、ユーザーは、そのために、割賦販売契約を結ばされることになる。この場合、ユーザーの割賦販売債務がクレジット情報として、延滞もしていないのに、信用情報機関(CICなど)に個人情報が登録されてしまうことになる。

ちなみに、機種代金を一括で支払えば、割賦販売契約ではないから、CICには登録されない。

でもそんなことを知っている人はほとんどいないだろうし、一括払い契約を選択する人はもっと少ないはずである。。

やっかいなのは、通話料金を3か月以上延滞してしまうと、割賦販売代金までもが道連れで61日以上の延滞となってしまい、CICでの信用情報も、いわゆる事故状態(ブラック状態)となってしまうということである。

クレジットカードの支払いを61日以上延滞すれば、言い訳もしようがないけれども、携帯電話料金について、まさか同じ扱いがされると思っていなかった、という人はそれなりに多い。

3大キャリアのスマホを漫然と買って、携帯電話料金だけが遅れたつもりだったのに、携帯電話端末の割賦販売代金が遅れたことにされてしまい、ほかのクレジットカードなどの利用までドミノ式に次々と制限されたり、解除されてしまうことが起きてしまうのである。

CICの事故情報は、契約中および契約終了から5年間、保有される。

http://www.cic.co.jp/confidence/posession.html#sst02
http://www.cic.co.jp/qa/registration.html

携帯電話料金を支払わなかった延滞期間が61日に達しただけで、最低5年もの間、信用棄損状態が回復しない(不払いの事実を消す手段もない)というのは、相当なダメージである。

ユーザーは、本来、携帯電話利用契約を結んでいるだけのつもりであって、クレジットカードまで影響するようなリスクを自分が冒している、とは全く想定してはいない。

こうやってみるドコモ・au・ソフトバンクでスマホを割賦販売契約で買うことは、実は想像する以上にリスキーなことである。

それが、携帯電話会社がほとんどユーザーを縛るという自分の都合で、ユーザーを誘導して高額のスマホ利用契約に伴って割賦販売契約をさせているわけであるから、なんとも罪深いことである。

格安SIM会社(MVNO)で携帯電話を買えば、端末料金は普通は一括払いであり、1万円から3万円までで十分な機種が買える。

MVNOでも、好き好んで端末料金を分割払いにするユーザーもいるであろうが、安い料金を分割にしてCIC登録されてしまい一歩間違えれば信用情報が事故扱いというリスクを考えれば、分割払いはとてもお勧めできるものではないだろう。

ドコモ・au・ソフトバンクの販売手法は、ユーザーを自社に縛り付けるのに懸命である。

そのためにユーザーに割賦販売契約を結ばせ、CICに登録させ、不払いによるドミノ式の信用リスクのことをよくわかっていないユーザーがリスクにさらされてしまっている。

消費者目線でいえば実にけしからんやり方だ、というべきだろう。

私は、多重債務者の経済的更生のために、スマホをドコモ・au・ソフトバンクからMVNOに乗り換えさせるという指導はよくおこなっている。

しかし、この2年縛りの端末代金5万円とか9万円といった違約金が、解約時に一気に発生してしまい、しかもそれが信用情報のブラック化という事態を招いてしまう、という仕組みは、ユーザーにとって重大な不利益であり、苦しい立場にある方の経済的更生にとってまことに不愉快な障害になってしまっているのである。

賢い消費者は、できるだけ3大キャリアのスマホ契約は避けて、格安SIM(MVNO)を選ぶべきだろう。

通話かけ放題を使わなければいけない人は、スマホとは別に、ガラケーの中古端末を、ドコモ・au・ソフトバンク・ワイモバイルに持ち込んで通話のみの端末として開通して、かけ放題契約をすればよい。

ワイモバイルのPHSなら月1500円、それ以外のガラケーは月2200円から持てる。

持ち込み新規契約であれば、かけ放題については2年縛りにはなっても、割賦販売契約を結ぶことがないので、CICに登録もされないのである。

なお、携帯電話会社に全く支払わないまま5年以上滞納した、催告書も最近は送られてきていない、裁判も支払督促もされていない、債務承認書も書いていない、電話でも払うと言っていない、という場合は、消滅時効を主張することができる場合がある。

滞納者が、消滅時効を主張して、携帯電話会社がそれを受け入れれば、通信料金も端末代金も時効消滅することになる。

TCAやCICの登録内容の変更も請求できるだろう。

なお、それでも、不払いにした通信会社の内部情報としては保有される可能性があるので、同じ電話会社で契約するのはそれ以降もNGというのは起こりうる。

但し、消滅時効の起算点には注意すべきである。

消滅時効の起算点は、端末割賦販売代金の場合は催告による割賦販売契約解除成立の日、通信料金の場合は最終月料金の支払予定日より遡ることは無く、その後の携帯電話会社による催告や、一部弁済や債務承認によっても、中断することがある。

つまり、不払いにしはじめてから5年ちょうどでは時効消滅するわけではない、ということに注意が必要である。

携帯電話のブラック情報(1)電話料金の不払

土曜日, 2月 25th, 2017

多重債務者が、自己破産手続きをとったときに、携帯電話料金の滞納があって、携帯電話利用契約を解除されてしまうことがある。

とはいえ、毎月発生する携帯電話料金については、破産裁判所は、大幅な滞納がなければ、固定電話料金と同じように、そのまま毎月支払い続けることについて、ある程度は黙認し、特に問題視することはないというのが一般的である。

しかし、ドコモ、au、ソフトバンクのスマホの月額料金は高額なので、滞納してしまっているとたちまち5万円以上になってしまうことがある。

こういう状態で自己破産を決断して、各債権者に受任通知を送れば、それ以降の支払いについては、偏波弁済だ、として、問題視されるという可能性は否定できないので、弁護士としては、破産法の建前からすると、非常に気持ちが悪く、依頼者に対して「大丈夫ですよ」といえなくなり、その結果、多重債務者も不安を感じる、という事態が起きてしまう。

多重債務の解決にあたっては、まずは生活の再建を優先し、例えばこれまでの滞納した携帯電話契約は解除されるにまかせて、破産手続、債務整理、小規模民事再生などの手続に進み、新しい電話番号にして、債権者からの連絡を避けることも兼ねて、携帯電話利用契約を新規で別の電話会社でやり直してもらうことがある。

気を付けないといけないのは、携帯電話料金の滞納が個人にあると、その滞納情報(不払い情報)は、ドコモ・au・ソフトバンクの3社と一部のMVNOでは、情報交換されて共有されていて、情報を交換している電話会社に新規契約を申し込むと断られてしまう、という事実である。

正確にいうと、電気通信事業者協会(TCA)に加盟していて、かつ、不払い情報の交換を実施していると発表している、下記(末尾に記載)の通信会社である。

http://www.tca.or.jp/mobile/nonpayment.html

但し、破産手続をとっても、免責決定がされていれば、不払い情報は抹消される。

免責と同時に通信会社側で自動的にすぐにTCAに抹消申請してくれるとは限らないため、不払いにした携帯電話会社に免責されたことを債務者から連絡して、抹消請求をすれば、TCAに連絡してもらえるので、不払い情報は抹消される。

債務整理などの場合は、滞納料金を完済すればTCAの不払い情報は抹消される。

民事再生手続については、電気通信事業者協会のサイトには書かれていないが、カットされた残債権を完済すれば、抹消は可能なはずである。

すなわち、小規模(給与)民事再生の計画案提出および認可の際、携帯電話料金について少額一括返済を選択しておけば、少額一括返済後の時点で抹消、または計画弁済の完済時点で、不払い情報の抹消を、携帯電話会社に請求すればよい。

とはいえ、破産の委任を弁護士にして、破産申し立てをして、破産開始決定、免責決定までたどり着くには、数か月かかる。

このタイムラグの間に携帯電話会社を乗り換えないといけないときには、通信料金不払いのブラック情報により、再契約ができなくなる、免責まで待たなければいけない、という事態が起きうることに注意が必要である。

なお、家族には影響はないので、家族契約で持つことは可能である。

救いもある。

MVNOには、意外とTCAで不払い情報を交換していないところが結構あるのである。

現時点で、OCNモバイルONEもそうである。

OCNモバイルONEは、クレジットカード決済でなくても、銀行引き落としでも契約ができる。
https://mypage.ocn.ne.jp/ksupport/bill/payment_demand/

一方、多くのMVNOは、クレジットカード必須である。

となると、自己破産をしたり債務整理によってクレジットカードを当面持てない人には、OCNモバイルONEは、いざというときの駆け込み寺になるだろう。

OCNモバイルONEは、初期料金は無料に近く、初月無料、月2000円以下で電話番号付きスマホが持てて、端末も1万円前後から買えるからである。

 

(不払い情報を交換している通信会社)

電気通信事業者協会
不払者情報の交換
http://www.tca.or.jp/mobile/nonpayment.html
2.対象となるお客様
平成11年4月1日以降に契約解除となり料金不払いのあるお客様※1を対象といたします(料金が完済された場合は対象外となります※2)。
また、お客様の氏名及び住所等の情報を、契約解除となり料金不払いがある場合に他の携帯電話等の移動系通信事業者に通知することについては、契約約款の規定に基づいてお客様にご同意いただきます(既にご契約済みのお客様についても同様といたします)。
※1 自己破産等により免責が決定している方、係争中(料金不払いのあった事業者と料金不払いに関して訴訟が行われており、判決が確定するまでの間を言います。)の方は含まれません。なお、いずれの場合も、料金不払いのあった事業者でその事実が確認できる必要があります。
※2 料金を完済された事実が、時間的な制約から、情報交換を行っている他の事業者に伝わっていない場合があります。疑義のある方は、お手数ですがお申し込みの事業者にご申告ください。ご申告に基づき、お申し込みの事業者より完済された事業者に確認させていただきます。
3.交換の期間
契約解除後5年以内といたします(期間経過後は自動的に抹消されます)。
7.情報交換をする事業者
NTTドコモ
KDDI、沖縄セルラー電話
ソフトバンク
ウォルト・ディズニー・ジャパン
UQコミュニケーションズ
ウィルコム沖縄
サジェスタム
ラネット
ヤマダ電機
ノジマ
日本通信
汐留モバイル
ケイ・オプティコム
東日本旅客鉄道
ニフティ
フリービット
トーンモバイル
プラスワン・マーケティング
UQモバイル沖縄
ビッグローブ
TOKAIコミュニケーションズ
アクセル
SORAシム
Link Life
ドリーム・トレイン・インターネット
MEモバイル
メディエイター
ジェイコム
ジュピターテレコム

OCNモバイルONEへ乗り換え

土曜日, 2月 18th, 2017

格安スマホとしてこれまで約2年半、BIGLOBE SIM(イオンのスマホ)を使ってきた。

BIGLOBE SIMは、1か月1400円+消費税で、1GBの高速通信ができた。

低速(0.2MBPS=200Kbps)になった場合でも、それ以上の超低速制限はかからない良質なSIMである。

私の持っていた旧型の遅いスマホでも、1分で1MB程度のダウンロード速度が確保できていた。

IIJ系のSIMは、低速になってから3日で366MB使うと超低速になり、使い物にならなくなる。

それにくらべればBIGLOBE SIMは、良質で良心的である。

ドコモ・au・ソフトバンク・ワイモバイルは、7Gといった容量を超過するとなんと格安スマホ以下の128Kbpsに低下し、ソフトバンクなどは目も当てられない遅さになる。

それにくらべれば低速時の使い勝手の良いBIGLOBE SIMには、まずまず満足していたのだが、この度、OCNモバイルONEに乗り換えることにした。

OCNモバイルONEは、月3Gで1800円である。単純に400円上がる。

それでも乗り換えた理由はいくつかある。

まず、低速時のバースト転送の秀逸さである。

BIGLOBE SIMには、バースト転送が備わっていない。

BIGLOBE SIMを実際に使っていると、バースト転送らしき動きは垣間見える。

Webページを開いた時のデータ転送の初速が多少早く感じるのである。

とはいえ、公開されている仕様上ではBIGLOBE SIMにバースト転送機能は掲載されていないので、公式には無い(裏で動作はしていても動作保証はない)、ということである。

IIJ系のSIMには、バースト転送があるSIMが多い。

しかし、IIJ系のSIMのバースト転送のサイズは75Kbyteである。

一方、OCNモバイルONEのバースト転送サイズは、150Kbyteである。

150Kbyte=1200Kbitであるから、200Kbpsの低速モードでいえば、約6秒分を一瞬にしてダウンロードしてくれることになる。

一方でIIJ系のバースト転送は3秒分である。

ニュースサイトのページを、低速時にクリックして、開くのに、3秒はかかっても、6秒かからないことが多い。

このサイトをめくるたび3秒の違いは非常に大きい。

実際にニュースサイトをOCNモバイルONEで低速モード(ターボOFFモード)開けば、ほぼ一瞬で文字をダウンロードしてしまうことがわかる。

画像はあとから多少遅れて開くサイトも多いが、なにぶんニュースサイトはページを細かくめくることが多いので、体感速度はずいぶん変わる。

YouTubeでも、画面解像度を低画質モードにしてあれば、OCNモバイルONEの低速モード 200kbpsでも、ほぼ音楽が切れることなく視聴できる。

これも、youtubeの視聴し始めた際のバースト転送による貯金がゆとりとなって、音途切れを防いでいるようである。

OCNモバイルONEに乗り換えて、ターボOFFモードで1週間ほど使ってみたが、BIGLOBE SIMの低速モードよりはるかに体感速度が速く、乗り換えた値打ちがあった。

LINEなどのSNSであれば、そもそもBIGLOBE SIMの低速モードでも使用に支障はないが、OCNモバイルONEでは速度は明らかに向上する。

もうひとつ、BIGLOBE SIMは低速・高速の切り替えができない。

だから、月の初めから強制的に高速容量を使っていく。

OCNモバイルONEは、低速・高速の切り替えが、アプリを立ち上げて、ワンタッチでできる。

例えば、スマホにPCをテザリングでつないで、PC上でメールをダウンロードするときや動画を見る時など、通信を高速にしたいときだけ、高速に切り替える。

普段は、ターボOFFにしておいて低速でも、SNSやWebサイト閲覧はたいてい事足りる。

LINEやgmailで少々大容量のファイルが送られてきたところで、高速容量を食わない。気づきもしない間にゆっくりダウンロードしておいてくれている。

OCNモバイルONEは、Wifiのアクセスポイントも、非常に多い。

SECURED Wi-Fi エリアと、DoSPOTエリアでWifiが可能で、約9万か所、これが使えて、月1800円の中に含まれている。

BIGLOBE SIMのWifiスポット数はOCNモバイルONEに劣らず秀逸であるが、Wifiは月250円のオプションである。

1400円+250円=1650円となると、OCNモバイルONEの3ギガ契約とは150円差。もはや、使い勝手では、この時点でコストパフォーマンスは逆転している。

OCNでんわは、通常の携帯電話音質で、半額の30秒10円で掛けられる。

OCNでんわは、10分かけ放題で月850円のプランを提供していて、他社の5分かけ放題プランが同金額帯であることをみると、あきらかに優位に立っている。

OCNモバイルONEにはもうひとつ、IP電話(050Plus)1回線が標準で付属する。

050Plusは、月額300円+消費税の基本料金がかかる。それが1800円に含まれる。

IP電話で、月額基本料金が無料のものはいくつもあるが、実は固定電話にかけても携帯電話に掛けるのと同じに30秒8円かかったりする。

しかし、050Plusは、なんと、固定電話への料金が3分8円である。

これは、海外旅行に行った時に、ありがたみがわかってくる。

SIMフリーのスマホを持っていれば、海外に行った時は、SIMを差し替えて、外国の現地のSIMを挿し替えて使うことができる。

デュアルSIM対応のスマホの中でも、gooのg07などは、現地SIMと日本のSIMを両方挿して両方着信待ちが可能である。

日本からかかってきた電話はローミングで着信まではできるが、出ないようにして、折り返しは、現地SIMの電波を使って(またはWifi環境下で)、050Plusでかければ、日本向けの通話が3分8円、日本の携帯電話にかけなおしても1分16円である。

IP電話はどうしても多少の遅延はあるのだが、高速な電波やWifiのもとでだと結構話せる。

もっとも、LINEの無料通話やコールクレジットのほうが、050PlusといったIP電話よりも、はるかに遅延がすくなく、快適に話せるので、実はLINEのコールクレジットをよほどお勧めする。(LINEのコールクレジットだと相手がドコモの携帯電話だと非通知着信になってしまうが)。

LINEの無料電話は音が痩せていて、圧縮率が高いと思われるが、その分、遅延が少なく海外では実に快適なのである。

さらに奥の手を使えば、海外旅行中は、日本から出発する直前に携帯電話の転送先を050Plusの番号に転送設定することがおすすめである。そうすれば、携帯電話のバカ高い海外ローミング転送料金はかからず、国内転送料金だけがかかることになる。

着信に出て、おり返せばよい。これで海外ローミングの日額何千円の基本料金も海外転送料金も全くかからない。

折り返しはLINEのコールクレジットで掛ける。

相手によっては、こちらが非通知だと電話に出てくれない場合がある。

そのときは、現地SIMから、gmailやSMSで相手の携帯電話に、「海外だから非通知で掛ける」とか、「IP電話から掛ける」、とメールで送っておき、それから電話を掛けたら出てくれるであろう。

ちなみに、国内にいるときでも、050Plusの番号同士の通話は無料で、OCNモバイルONEのシェアは大きい上に、家族で050Plus回線をそれぞれ持てば、家族間通話がそれでかけ放題となる。

OCNモバイルONEでは、高速通信時でも050Plusはカウントフリーで、いくら通話しても高速容量を食わない。

シェアSIMも強力である。1枚月400円で最大4枚まで追加できる。通話付きのシェアSIMでも1枚月額1100円である。

OCNモバイルONEは低速でもバースト転送容量が大きくて快適なので、3ギガの高速容量でも、低速にしている家族はその間まったく高速容量を食わないので、IIJ系のSIMやBIGLOBE SIMのように強制的に月の初めから高速容量から食い始めるSIMのシェアSIMと比べると、OCNで使える毎月の高速容量の実サイズははるかに大きいことになる。

とはいえBIGLOBE SIMのシェアSIMは1枚月200円で持つことができる。

これはOCNモバイルONEより明らかに安い。

しかし、シェアSIMも親SIMも、月の初めから高速容量から食っていくので、たちまち高速容量を消費してしまうのがデメリットとなる。

このように、丁寧に使い勝手を考えていくと、OCNモバイルONEは、実に良心的で良質であることがわかる。

なお、格安SIMの初期契約手数料は3000円くらいがほとんどであるが、OCNモバイルONEの通話SIMは、初期契約料金無料のパッケージがアマゾンなどで200円くらいで売られている。

MNPによる乗り換えもそれでできるので、それを買えばいいのである。

また、Goo simsellerという、NTTレゾナントが運営するスマートフォンの販売サイトがある。

しょっちゅうバーゲンセールやキャンペーンをやっていて、初級機から高級機まで、かなり安い価格帯で売られている。

キャンペーン時ともなると、端末で利益が出ているのかと思うくらい、端末料金が割安である。

Goo simsellerでスマホを買えば、OCNモバイルONEの通話SIMの初期契約料金無料のパッケージが無料で一緒に送られてくる。

別にOCNモバイルONEと契約してもしなくても、スマホ販売料金は変わらないが、これで通話SIMを契約すれば、初期契約料金3000円が0円となる。

ちなみに、今は、3ギガ→4ギガ、基本料金2か月間700円引きというキャンペーンをやっている。

こういった具合である。OCNモバイルONEの強力さが、多少なりとおわかりいただけただろうか。

MVNOの回線速度比較などでは、OCNモバイルONEはいつも遅い方から数えて何番目かである。

ということは、ひたすら早く動画を見たい、一瞬でサイトが開かないといらだつ、という人には、OCNモバイルONEは向かないSIMなのだろうと思う。

にもかかわらず、OCNモバイルONEは、MVNOのシェアはだいたいがトップか、最近こそ楽天モバイルに抜かれつつ、2位の位置にある。

これは、NTT系という安心感が理由としては大きいと思われるが、それを裏付ける、良心的な高品質SIMだから、店としても勧めやすくて、不満も出にくいことが理由なのだと思う。

OCNモバイルONEは、1日110MBプランが1600円で、3ギガプランより200円安い。これも秀逸である。シェアSIMにも対応している。

低速に切り替わっても快適に使用できるOCNモバイルONEだからこそできるプランで、格安SIMの他社が、長年にわたり全く追随できていない、良心的なプランである。

移行してみて、それをしみじみ感じた次第である。