ワイモバイル(ウイルコム)の他社かけ放題1500円プラン

ここ何回か、携帯電話の他社かけ放題プランの紹介を続けている。

これにウイルコム(現ワイモバイル)も追随した。しかも破格である。

ウイルコムの場合は、他社かけ放題1500円プランというものである。

http://www.willcom-inc.com/ja/plan/option/super_all_call/index.html

ドコモより有利な点は、これで、電子メールもWeb接続(但しガラケーでの接続)も1500円に込みでつなぎ放題ということである。

ちなみに、ウイルコムは、基本料金が主回線(1台目)については1,381円かかってくる。しかし、ウイルコムは、条件を変えながらも、3年間基本料無料というキャンペーンを続けている。

しかし、ウイルコムは、主回線1本について、4本まで副回線を申し込むことができる。この副回線が4本まで、基本料がずっと無料というキャンペーンも続けている。

すなわち、ウイルコムに移行するなら、絶好の機会と言う事になる。ただし、10月1日になれば、携帯電話とPHSの間で、MNPによって番号そのままで移行ができるようになる。もし携帯電話の番号をそのまま移行したければ、10月1日を待つべきである。しかし、そのときに、どんなキャンペーンが実施されるかはわからない。

もちろん、1~3月は、どの携帯電話会社も加入強化のキャンペーンを実施するので、同様のキャンペーンがまた再開する可能性はある。

既に持っているドコモやソフトバンクのガラケーの契約も月2200円で残しつつメールとWebは解約して、ウィルコムのスーパー誰とでも定額の1500円でメールとWebは無制限にできるようにしておくということもできる。どちらの番号でも話し放題になる。

ウイルコムの端末でWX12Kという端末は、bluetooth接続することで、テザリングできてしまう。つまり、ノートPCやタブレットが、低速ではあるがテザリングでWeb接続できる。それもスーパー誰とでも定額の月額1500円に込みであるから、低速な格安SIMを余分に買う必要はなくなる。格安SIMと格安スマホに月1000(機種代抜き)~3000円(機種代込み)払うよりよほどリーズナブルである。

田舎ではまず使わないといった、女性や子ども、お年寄りなどは、これを機に電話番号を変えてでもウイルコムを申し込んで携帯電話は解約してしまうという人はそれなりに多いと思う。しかし、意外なほどにニュースとしては拡がっていない。

PHSはそれだけマイナーなのである。信頼感も乏しいように思われるが、これは、昔の電波エリアの狭さの悪評が災いしているところが大きい。

ちなみに、PHSには重要な利点がある。携帯電話に比べ、圧倒的に電磁波が弱いのである。病院でも携帯電話は機器に障害を及ぼすので使用禁止されるが、PHSは使用可である。

携帯電話を使っていて、特に長時間使う人に、疲労感や耳鳴りなどをうったえる人が出る、携帯電話の電波塔周辺の住民にも、という話が、ネット上の情報でいろいろ出ている。

この科学的根拠については、当否も含めて議論があるところである。

ただ、私自身、携帯電話とPHSを併用しているが、率直に言って、最近、できるだけPHSでかけるようにしている。その方が耳に優しいと感じているからである。
携帯電話で話す時間が長いとそれだけで耳に嫌な不快感が出てくるという実感がある。PHSについてはそういう不快感がほとんど出ないのである。
それでますますPHSの使用頻度が上がっている。
電話としてのもともとの性能上も、PHSの音声のほうが明らかに携帯電話の音声よりはクリアである。これは、PHSのそもそもの特性としての利点である(但しPHSの電波が悪いところでは逆に音声は乱れる)。

2台ともで他社かけ放題、1台でWebメールし放題&テザリング付きなら、

「ウイルコムWX12Kでスーパー誰とでも定額1500円+ドコモかソフトバンク(またはau)の契約を通話だけ維持して2200円」

というのは、非常にリーズナブルだと思う。Web・テザリング端末とは別に通話端末を確保して2台持ちするほうが、電池切れの心配も減るからである。

西村幸三

lawfield.com

京都・烏丸三条にある法律事務所を運営。ニュース・法改正・裁判例などから法務トピックを取り上げていきます。