楽天モバイル

楽天モバイルを契約した。

テレワークのためにスタッフに持たせるためである。

月額2980円。しかも来年3月まで基本料金無料。

楽天独自エリアはまだ狭いが、楽天独自エリア外でもAU電波で、5Gまで高速。

その後は3MBPSで接続。使い放題である。素晴らしい。

楽天独自エリア内なら50~100Mbpsの高性能。一日10Gまで速度が落ちないらしい。

そこまで使わない(笑)。

Rakuten Unlimitedアプリで電話かけ放題、ショートメール送り放題。

発着信履歴がアプリに残り、そのデータが端末移行もできる(便利)。

RCSの本格導入で、通話もショートメールもし放題である。

RCSの音質は、そう悪くない。遅延はない。

AU電波も飛んでいなくても、wifi環境なら電話の発着信可能。

つまり、なんと海外からもWifi下や海外SIMをDSDV端末でダブルで差し込みなど一定環境で国内と変わらず発着信可能でかけ放題になる。

速度で言うと、AU電波で5G使ってのちはZOOMはわずかに厳しいレベルか。

でも音声繋ぎっぱなしなら何の問題もない。番号があるのでLINE IDも別に作れるし、ショートメールも通話発信も無料。

スタッフに持たせるセカンド端末としては、まさしく最強、である。

問題はいくつかある。

iPhoneには楽天SIMが非対応。

iOS用のRakuten Unlimitedがなく、かけ放題にならない。

Android端末も、楽天サイトで売っているような楽天SIM対応の機種のみ。

他のAndroid機種でもRakuten Unlimitedは使えるが、発信者番号表示が不可能。

RCSは、GoogleがAndroidに実装しようとしている、電話もショートメールも全てデータ通信の中でおこなうという技術である。

通話、SMSはRCSアプリの中では事実上無料となる。

ひどいことに、Docomo、au、softbankは3者共通のRCSサービスを導入しながら、なんと通話機能(当然無料になる)はわざと実装せずである。寡占事業者のカルテル、日本人ユーザーへのボッタクリ、というしかない。

RCSを実装するには、通信事業者側の対応が必要である。

3大キャリアは、RCSを、MVNOにも解放せず、馬鹿高い通話SIMの基本料金と従量通話料金を強いている。

私見は、このRCSをMVNOにも解放することが、日本の携帯電話料金を下げることに繋がると思う。

いずれGoogleがAndroidに完全に実装すれば、通話SIMとデータSIM(SMS番号付き)の区分の意味すらなくなってしまう可能性もある。

AppleがRCSの推進姿勢が弱い。

GoogleとRCSアプリの仕様を共通化してくれれば通信事業者側も動くしかないのだが、それはそれでAppleは通信事業者と共依存関係が強いからハードルが高い。

話変わって楽天モバイルである。

使用して2ヶ月、何の問題もない。優秀なサービスである。

しかし、契約数は伸びない。数十万契約に留まっているとか。

乗り換えてしまう値打は十分だと思う。

タブレットに挿すSIMとしてみても優秀である。iPadにも挿せる。

最近顕著なのは、マスコミ報道の楽天モバイル叩き、ネガティブキャンペーンである。

あらゆるマスコミは、Docomo、au、SoftBank という大スポンサーの走狗でもある。

楽天モバイルつぶしの本格始動、という感がある。

楽天モバイルに多少の稚拙さがあることは否めない。

私の経験でも、端末と回線の同時購入時に、機種をカートに入れさせながら、流れで進んでいくと別に端末を購入することになり、端末と回線を購入後も、カートに買ったのと同じ機種が残ったままだった。

My Rakutenアプリでわざわざカート内の機種を削除しないといけない。

なにかにつけて練れていないことは確かである。

しかしながら、auで契約しても、7Gの容量(超過すると0.128Mbps)で、7000円/月、かけ放題を付ければ10000円/月であるから、楽天エリア外でも5G 2980円、その後は3Mbpsという楽天モバイルを、選ばない理由はない。

賢い消費者になりたいものである。

西村幸三

lawfield.com

京都・烏丸三条にある法律事務所を運営。ニュース・法改正・裁判例などから法務トピックを取り上げていきます。