格安SIMに、大変いいプランが登場している。1.5Mbpsの通信速度でほぼ使い放題、である。
mineo パケット放題プラス である。
https://mineo.jp/service/data/packet-free/
https://support.mineo.jp/news/1121/
パケット放題をつけたプランとして各ギガごとに並べるとこうなる。
1GB 1,683円(1,298円+385円)
5GB 1,903円(1,518円+385円)
10GB 1,958円
20GB 2,178円
(1か月データ繰り越し可。通話料は30秒22円かmineo電話(アプリ電話)で30秒10円)
普段は1.5Mbpsの低速モードにしておけば、ギガを消費しない(低速3日10GB制限あり)。しかも、低速モードでもバースト転送がついているから、Webページ閲覧時での立ち上がりしばらくの時間の実効速度ははるかに速い。
比較して、格安SIMの他社の低速モードは、128kbps~300kbpsであるから、5~10倍以上と圧倒的に快適である。
3大キャリアのahamo、povo、LINEMOプランの容量(20GB)超過後が1Mbpsであるから、なんと、3大キャリアの20GBプランの低速モードよりも速いのである。
そしてこの、1.5Mbpsと1Mbpsの違いは、想像以上に大きい。
特に、オンラインビデオ会議である。
Zoom、Teamsなどのオンラインビデオ会議で要求される回線速度は、1Mbpsだと設定を工夫してなんとかOKかそこそこ厳しく、一方で1.5Mbpsあれば、画面解像度を落としたり表示に工夫するなどほぼストレスなく使える。
1.5Mbpsでは、Zoomで画面共有する場合などヘビーな使い方の場面が厳しい、というくらいが分れ目になる。
低速モードは、完全な使い放題ではなく、3日間で10GB以上使うと1日は200kbpsに制限される。
とはいえ、最大1.5Mbpsで使い続けて10GB使おうとすれば、48000秒=800分=13.3時間である。
1日中ビデオ会議しているわけでもないので、よほどヘビーユーザーでなければほぼ気にしないでいいレベルである。
YouTubeの低画質・中画質レベルならもっと通信量は少ないので、ごくごく余裕である。
動画視聴・ビデオ会議では、容量を節約する設定を使いこなせば、ずいぶん通信容量は節約できる。
お互いがその設定をきちんとしてあれば、画面や音が止まったりすることは、実は結構減るのである。
そして、いざというときの高速モードのギガが20GBあるプランでも、月2,178円である。
選べる電波は、ドコモ電波SIM、au、ソフトバンクどれでも料金は同じである。
SIMフリースマホがあるならドコモ電波でほぼ一択、3大キャリアで購入した携帯を使い回したいならその電波でもよいだろう。
なんとも至れり尽くせりのプランであり、20GBプランのahamo、povo、LINEMOと比べても、低速モード1.5Mbpsで2,178円というのは、アドバンテージがあり、また楽天モバイルと比べてもエリアが広く、非常に魅力的である。
パケットシェアで誰とでも高速モードのギガを分け合えるから家族で入るのも適している。
但し、かけ放題通話プランは弱い。無制限かけ放題がなく、アプリ電話30秒10円が普通レベル、10分かけ放題が935円/月。
つまり、ビジネス利用で音声通話が多い人には微妙となるが、プライベート利用、特にファミリーごと入る人にはありがたいプランである。