PHSとスマホのBluetooth接続

「スマホは電話するものではない」というと言い過ぎであろうが、PHSと携帯を2台持ちしてきた私にとっては、PHSが電話機であり、スマホはなんというか、ほとんど電話機とは思っていない。

私が、ガラケーからMNPして、SIMフリー電話機であるイオンのスマホを買った理由として、スマホに求めた第1の機能は、テザリングできるWifiルータ、としての機能である。

あるいは外でちょっとWebでニュースを見られる、乗換案内が見られる、写真も撮れる、いろいろなアプリで店の割引なども効く。そういう機能を提供してくれる存在である。

これらWeb環境は、1500円で話し放題かつWebし放題のPHSでもできてしまうのだが、スマホのほうがやはり便利ではある。

格安SIMに移行する際に、090番号を解約せず、MNPでガラケーの090番号をスマホSIMに移した理由は、長年使っている090番号を知っている仕事先や知人友人たちがとっさの連絡に困らないために、090番号を維持する必要があったからである。

というより、下手に090番号を解約して、他人がその番号を取得してLINEなどに登録したら、知人友人が混乱する恐れがあるから、うかつに解約できないということが理由にある。

また、PHSは山中で電波が届かないことがある。最近は田舎でも平地の開けたところではPHSが入ることが大半だが、スキー場や山中など僻地ではPHSでは連絡が付かないことがある。いざというときのために、ドコモエリアMVNOで繋がる090番号は残しておきたかった。

なお、090番号を解約して、データ専用SIMに050のIP電話番号にするということもできる。しかしその場合も月数百円のオプションはかかるので、090番号を維持することに比べてそれほど得かは怪しい。

こう考えると、090番号が使えるSIMがそれだけで+1000円するはずの競争環境で、このたび、2年間月1350円、あとは月1600円というリーズナブルな価格で発売した、イオンとBiglobeのSIMのコストパフォーマンスは、優れものというところだろう。

格安SIMの電波は、大抵がドコモのMVNOだから、全国津々浦々まで通じる。

いただけないのは、1Gの速度制限後の速度が128kbpsだということである。これはさすがに実用性を欠いている。テザリングでPCのメールをダウンロードするのも厳しい。といっても、LINEは十分にできてしまうから、人によってはそれで十分だとも言えるのだが。

速度制限がかかってしまえば、外でなら、マクドナルド、スタバ、コンビニなどのwifiスポットでつなぐことになるであろう。

本題に入る。

私は、PHS(1500円話し放題Webし放題)をすぐ出せるポケットに入れて、通話とメールに使い、イオンのスマホ(090番号付き)はカバーに入れてカバンに入れてある。スマホは日中仕事の忙しいときにはめったに見ることがないからである。

最近は友人知人仕事先もこちらから070で掛けるので、070の番号に掛けてくれることが増えた。しかし、090にかけてくる友人知人仕事先も依然として多い。090にかかってくれば、当然カバンの中のスマホに着信する。

2台目をカバンから出して出るのが面倒、これが2台持ちのデメリット・・・のはずである。

しかし、PHSの一部の機種は、スマホの090番号にかかってきた着信を、PHSをレシーバーのようにしてPHSで応答して話すことができる。

Bluetooth接続を使うのである。

シャープ製の「PANTONE」(WX03SH)や、京セラ製のWX12K、「HONEY BEE 5」(WX07K)は、スマホとBluetooth接続する機能を内蔵している。

これらのPHSは、スマホを親機として、その子機(レシーバー)とすることができる。
たとえば、Bluetooth接続をして、PHSを子機とするモードで接続する。

スマホの090番号に着信があれば、PHSが鳴動する。PHSで普通に電話に出るように応答すれば、スマホの090番号にかかってきた電話に出ることができる。音質もクリアである。

ちなみにPHSからスマホの090番号で発信することもできる(料金がかさむだけなので普通やらないが)。

このようにすれば、スマホで電話に出るということはまずなくなる。スマホをカバンから出す必要はない。

ちなみにLINEで電話がかかってきた場合には、スマホの応答ボタンを押して、PHSで話すことになる。これは面倒と言えるが、LINEだから本来スマホを取り出してやるものであり、そんなものである。慣れの問題のレベルであろう。

テザリングにしても、スマホをカバンから出す必要はない。

つまり2台持ちといっても、スマホをカバンから出すことは滅多にないのである。

仕事をするなら、スマホではしない。基本、ノートPC&テザリングで仕事は処理する。ノートPCは画面が大きくキーボードがついている。スマホはノートPCに比べると入力速度も処理速度も格段に遅い。作業の生産性がまるで劣るのである。

では、どんなときにスマホをカバンから出すのだろう。それは、スマホを見るときである。それというのは、実は、ヒマなときである。

私の場合、外出中、ネットのニュースを見たいときである。あるいは店の会員証やお得なクーポンを見せるときだろうか。

一般の人はどうであろうか。やっぱり、ヒマだからスマホを眺めるのである。ゲームだったりLINEだったり。

仕事で忙しいときに、スマホは見ない。見られない。少なくとも私はそうである。だから殆ど日中はスマホなど見ない。歩きながらPHSでは話すが、スマホは見ることはあり得ない。危ないし、字が小さくて目に悪い。

歩きながらゲームやLINEをするのは危険極まり無い。女性が公衆の面前でスマホゲームに浸っている有様は格好よくない。

スマホとの距離感を適度に取るのが、賢明な社会人として美しい。

スマホはカバンにしまって、PHSでBluetooth接続しておくのが、私の美意識には叶っている。

西村幸三

lawfield.com

京都・烏丸三条にある法律事務所を運営。ニュース・法改正・裁判例などから法務トピックを取り上げていきます。