PHSの終わりと、ワイモバイル国内通話ずっと無料キャンペーン
http://blog.lawfield.com/?p=418
を書いたところ、周囲から反響があった。
私がガラホに乗り換えたあとで、余ったPHSの中古端末を貸してほしい、自分もワイモバイルのキャンペーンで乗り換えたい、というのである。
私もようやくこのたび、ワイモバイルのPHSから、ワイモバイルのガラホ 京セラ DIGNOケータイ2 702KC に乗り換えた。
http://www.ymobile.jp/lineup/702kc/
http://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/consumer/lineup/702kc/
このようなニッチなサービスやガラホ端末をレビューする人などほとんどいないと思われるので、レビューしてみたいと思う。
今回の乗り換えは、仕事でカケホーダイで使っていたPHS回線の乗り換えである。
ケータイ・スマホに契約変更で、国内通話ずーっと無料キャンペーン
http://www.ymobile.jp/cp/tsuwamuryo/index.html?ref=toppick
という大変お得なキャンペーンを使っての乗り換えである。
このキャンペーン、先日まで、2018年1月14日で終了する、とワイモバイルはアナウンスしていたが、撤回して、終了時期未定、と変更された。
といっても、PHSの新規契約は、2018年3月31日で一切受付が停止になる。ちなみに、機種が故障しても、機種の交換も、中古機種への入替も不可となるので、現行PHSユーザー以外には4月以降は関係のない話となる。
この恐ろしくオトクなカケホーダイケータイへの乗り換えキャンペーンに乗りたければ、3月までにPHS中古端末をショップに持ち込んでMNPなり新規なりでPHS回線を契約し、その翌日にでもガラホに乗り換えることをお勧めする。
このキャンペーンがどれくらいお得かと言うと、通話専用ケータイとして持つなら、2年間月額1332円、2年後は月額1008円で、他社含めて時間無制限のかけ放題(スーパー誰とでも定額)が無料で含まれている。
2台持ちにはなるものの、おそろしく格安である。会社のスタッフ用に仕事用ケータイとして持たせるにはピッタリであろう。
但しパケット通信をつけると微妙感はただよう。
パケット通信をつけると、300円からスタートし、わずか110MB使っただけで4500円まで到達し、そこで定額となる。2.5GBまで使った時点で、低速制限(128KBPS)がかかる。
使うにしても、せいぜいメールのみであろう。Webをみるのは勧められない。
なお、メール受信設定で、「差出人+件名+本文」にすると添付ファイルを受信しない。あるいは「300KB以内のメールしか受け取らない」という設定にすることもできる。
PHSからの移行時にメールアドレスはいったん変更されるが、「My Y!mobile」のサイトで以前のメールアドレスに戻せる。
私の場合は、2台持ちが前提なので、パケット通信をわざわざつける理由があまりないので、メールはスマホのgmailに移行して、ガラホのパケット通信は基本使わないことにした。
といっても、最近はgmailよりFacebookなどSNSのメールがポピュラーになってきてしまっているので、ますますケータイのキャリアのメールアドレスの出番は少なくなってきている感が強い。
さて、通話専用ケータイだからできることではあるが、パケット通信機能やWIFI機能をオンしていると電磁波を余分に発生させるので、データ通信そのものをオフにしてしまうと、耳鳴り防止の通話専用端末としてはたいへんよい割り切りとなる。
さらにいえば、設定画面の「モバイルネットワーク」中に、4G/3G/GSMの選択画面があり、そこで、海外電波のGSMや、高速通信のための4Gを外して3Gだけ受信するようにしてしまえば、さらに電磁波の発生量は下がる。
ソフトバンク電波のエリアは3Gのほうがまだまだ広いので通話は3Gのみでほぼ間に合う。
(ただし音質はVoLTE対応の4Gのほうが相手の端末次第ではあるがよいだろう。)
電波の種類を限定しておけばその分もちろん電池の持ちもよくなる。
設定メニューの「エコ・電池」中に、「バッテリーケアモード」というのがあり、オンにしておくと、満充電までいかず85パーセントで充電を止めてくれる。
満充電で1週間以上電池が持つので、バッテリーケアモードにしておくことがお勧めである。
さて、京セラケータイのよさである。
なにしろ、最近の京セラのケータイというのは、本当に丈夫である。壊れない。
スマホでも丈夫さがうりの端末が多い。
ガラケーは、ガラケーそのものがスマホより格段に丈夫である。
PHSの最終機種となった、402KCも、持っていた6台が全く故障しなかった。
このDIGNOケータイ2 702KCも、IPX5/IPX8の防水、IP5Xの防塵性能を持っていて、さらに頑丈さを増している。
スマホでは期待できないレベルの丈夫さである。
通話専用ケータイというのはあらっぽく使うことが多い。小雨の中話すこともあるし、土の上やコンクリートの上に落とすこともある。
やわなスマホでは困るのである。
なお、DIGNOケータイ2になって、Wifiにも対応することになった。
シャープのAQUOSケータイ2は既にWifi対応なので、この点はようやく追いついたことになる。
テザリング環境下や、Wifiルータ下では、通話専用ケータイであっても、データ通信をオフにしていても、ブラウジングもできてしまう。実際やってみると、なかなか速くて快適である。
なお、初期画面上のショートカットキーが3つ(LINEやYahoo地図など)並んでいて、うざったいが、「設定→その他の設定→カスタマイズキー」で消すことができる。
Android端末なので、モバイルデータ通信をオフにして通話専用ケータイにすることができる。
但し、設定は、「設定→無線・ネットワーク→データ使用量→モバイルデータ をオフ」である。少し変わっていてわかりにくかった。
結論として、必要にして十分以上で、満足である。