ソフトバンクの固定電話サービスに、「おうちのでんわ」というものがある。
固定電話(03、075などの番号)が基本料金月1,078円で使える。
これは、NTT東西の固定電話の基本料金の半値近い月額料金である。
https://www.softbank.jp/ybb/ouchinodenwa/price/
さらに、ソフトバンクやワイモバイルのケータイ、スマートフォンユーザーであれば、「でんわまとめて割」の適用があって、固定電話(おうちのでんわ)は基本料金月550円で使える。
これにオプション(ナンバーディスプレイ、キャッチホン、着信転送、番号通知リクエスト、着信拒否)を2つ選んで付けても月858円で済む。
各種の通話料金は他の光ファイバー契約のひかり電話とほぼ同等であるが、アドバンテージとして見逃せないのが、ソフトバンク携帯電話宛てにかけても無料という点である。
また、ソフトバンク系の光ファイバーに収容されている電話にかけても無料になる。
クセがあるのは、
(1)110番、119番に掛けたときにだけ、繋がるのに10秒ほどかかること
(2)110番119番側に表示されるのが070などの携帯番号表示になること(ちなみに110番、119番など緊急通報以外では、相手方に通知される番号は03、075などのいわゆる0ABJ番号である)。
(3)FAX送信時に頭に「0009」をつけなければいけないこと
である。
電話ユニットは17,050円(分割474円×36回)で販売される。
ソフトバンク光やソフトバンクAirを申し込んでいると、実質割引によりゼロ円になる。
電話ユニットは、中古でも大量に出回っていてごく格安で売られていて、安く購入する事ができる。
とはいえ、光ファイバーのユーザーは、多くの場合、その契約するプロバイダーが提供する「ひかり電話」を契約する。
しかし、光ファイバー契約と一体のひかり電話のデメリットとしては、ひかり電話の基本料金やオプションが実は割高なプロバイダーが結構あること、プロバイダーによってはNTTのアナログ番号をそのまま移行できないこと、また番号をもとのアナログ番号に戻したり他のプロバイダーに移行するのに支障が起きることが結構あること、などである。
つまり、ひかり電話の取扱いが障害になって、いざ光ファイバー契約を新たに契約したり解約して別のプロバイダーに乗り換える段階になって、細かな面倒が起き、乗り換えもおっくうになってしまうことである。
固定電話をこの「おうちのでんわ」にして、光ファイバー回線契約と分離しておけば、光回線を好きに選択し、手間をかけず乗り換えることができる。
携帯電話でソフトバンク・ワイモバイルを1回線でも持っているなら(そうでなくても)、基本料金はNTT東西の基本料金より結構安くなるから、考えてみてもよいサービスだと思う。