性別変更に性転換手術が不要になった 最高裁令和5年10月25日大法廷判決

最高裁令和5年7月11日判決の経済産業省トイレ問題の判決に続いて、最高裁令和5年10月25日判決は、性同一性障害者が性別変更を申請するに当たって、性転換手術は不要であるという判決を出した。   性同一性障害を持 …
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任意後見契約のやりかた

任意後見契約を締結する方法について、先日、相談者に案内をしました。   わかりやすいQ&A方式にしましたので掲載しておきます。   なお、どのような案にするか(家族を後見人候補にするか、弁護士を後見人 …
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GPS追跡はストーカー行為にならない ~最高裁令和2年7月30日判決

最高裁令和2年7月30日判決は、夫が妻の自動車にGPSをひそかに取り付けて位置情報を取得した監視行為を、ストーカー行為にあたらない、つまり無罪、と判断した。 問題になっていたのは、配偶者の自動車にGPSを装着して監視する …
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相続放棄の落し穴(2) 単純承認

相続放棄の落し穴として、素人の方が一番ハマってしまいかねない点は、相続財産の「処分」をしてしまって単純承認による相続の確定という事態を招くことである。 これはほんとうに怖い。 子供でも、親と交流が乏しく、まして資産や負債 …
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相続放棄の落し穴(1)~最高裁令和元年8月9日判決

今回紹介する最高裁判例は、家庭裁判所への相続放棄申立(申述)のケースで、落し穴である。 事例を紹介する。 平成24年6月30日 被相続人A死亡。 同年9月 相続人の妻・2名の子 相続放棄申述受理。 平成25年6月 被相続 …
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父子関係がないのにした認知は取り消せるか

最高裁判所第三小法廷平成26年01月14日判決で、 「認知者は,民法786条に規定する利害関係人に当たり,自らした認知の無効を主張することができ,この理は,認知者が血縁上の父子関係がないことを知りながら認知をした場合にお …
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最高裁判決 性転換後の父親に嫡出推定を認める

最高裁判所第三小法廷平成25年12月10日判決が、性別適合手術(いわゆる性転換手術)を受けて女性から男性へ戸籍を変更した者が結婚して妻との間に他人の精子で子供を設けた場合に、その子に、嫡出子としての推定を認めた。 その最 …
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