さて、実際に就業規則をどう作っていけばよいのだろう。 実は、厚生労働省がWord形式のひな形を作っている。
厚生労働省 モデル就業規則について
(全体版) http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/model/
これは、そのまま使ってはいけないが、実によくできている。 これに手を加えていけば、十分なものに仕上がる。
但し、「そのまま使ってはいけない」というのが大事なところである。
ほとんどの会社では、これをそのまま使うとかなりあちこちで不都合が起きる。 会社側が想定していないような労働者有利な事態が起きてしまうのである。 どんな不都合が起きるかは、ひとつひとつ潰していくしかない。
あと気になるのは、懲戒事由の定め方がやや甘い。
具体的には、そこが労使紛争のプロが手を加えていかなければならない部分である。